地平線の見える街
久しぶりに、KAZEの「地平線の見える街」を聞いて、ふと北海道へ行く計画を立てた。
そもそもこの曲自体、北海道の道東をイメージして作られたそうだ。実際に直線道路が遥か彼方まで延びてゆく光景を見るのは何とも感動的なことである。
東北地方の日本海側をひた走る事から始めて、来る日も来る日も500Km近い行程を毎日走り切るという幸せ。
北海道に入ればアベレージが上がる。実際走り出したらほとんど止まることはなくアベレージが60Km/hに近づくのである。
ということは、10Kmの距離なら10分で、60Kmなら1時間で到達するということ。
だたある時、低気圧の通過で雨が降り、気温も10度を下回った中、路上の案内標識を見て、えぇぇっ!?今日の目的地までまだ280Kmあるのか!
と圧倒されそうになったこともあったが、時々路上に現れる鹿たちに気をつけながら独走でひた走り、
軒のあるコンビニで休憩もとりながら、遂に稚内までたどり着くことができた。
セイコーマートでカベルネ・ソーヴィニヨンのチビボトルを買って、宿で体を温める。
そんなハードな日が、この旅一番の思い出となった。