Column

カテゴリ: column — 2021/08/01
日進月歩のメーター

技術的課題は時間をかけて取り組めば乗り越えられることが多い。
V100時代からの夢の装備であったメーター針先LEDも、磁気共鳴を利用した非接触給電によって遂に実現した。
その後、Arduinoの登場でマイコンの独自開発もしやすくなり、LMT01という150℃まで計測できる温度センサを使って、念願の油温計も完成。
安全上必要とみたTPMSも、ESP32を使ってゼロから開発。Bluetoothの信号を解析し、右上の小さなOLEDにタイヤの情報を表示させた。
いずれもコツコツと時間をかけて実験して壁を乗り越え、形にすることができた装備品。
運用しながらふと思いつくアイディアは、こうしていつか形にはなるのだが、人間のエイジングもまた着実に進み、そう悠長なことは言ってられなくなる。

カテゴリ: column — 2015/02/23
単気筒一本勝負

2015_02気温5℃ほど、厳しい向かい風のコンディション。
そんな中を伊良湖岬へ向け走っていたところ、信号待ちでポスッとエンスト。
それっきりかからなくなってしまった。
こんなときは落ち着くのが肝心、セオリー通りに、圧縮、燃料、点火の確認をしていくと
火花は飛んでいるものの、か弱い感じだったので電極を磨いてみる。
しかし、それでも始動せず。
ちょうど停めた所が料理屋だったので、食事しながら落ち着いて考えてみよう。
たしかに、冬になっても8番相当のプラグのままだったし、スロットルを開けない巡航が続いて燃焼室温度は低かったからプラグに問題を来たしたのだろう。それは修正できたはずで
吸い込ませすぎて始動に失敗することもあるから、今はそれだけでかからないのかも。などなど…。
食事を終えたら再び取り組むが、やたらとセルを回しすぎてバッテリーは心もとない。
キャブヒーターのヒューズを抜いてセルに電力を集中させる。
加速ポンプを動作させないようゆっくりスロットルを全開にしてセルを回して掃気してから冷間時の始動手順を取ると、あっけなく始動した。やはりプラグの燻りが原因のようだ。
急いでシートボックスを組み立てて、岬まではナビなど機器の電源を切って充電に集中するように走る。
フェリーも一便遅らせただけで行程には大きな支障はなく、普段ならチョイスしない豪華な刺身定食もまた良かったし。
こんなサバイバルな旅を未だに楽しんでいるとは。
しかし単気筒は一本勝負。プラグのメンテは手を抜かないようにしよう。予備のプラグくらい積んでおこう。

カテゴリ: column — 2015/01/16
終着駅

終着駅北陸方面へのツーリングの際、九頭竜湖駅で一息入れた。
終着駅らしく、線路はここで終わっている。
終着駅というと最終目的地のような、何もかもが終わりのような暗い響きがあるのだが
そんなことはない。
ここから始まる、と見ればまた明るくスタートできる。
また始まってゆくのだ。
というわけで、長年培ってきた技術と運用実績もある自作電装品の幾つかを
ヤフオクで提供することにしました。
興味がありましたら是非チェックしてください。

カテゴリ: column — 2013/05/31
梅雨前線

2013_06片岡義男の小説に「クルマの旅はテレビを見ているようなものだ」というようなフレーズが出てくる。
景色は見れるけど、風が当たらないから。
その点、バイクは風や陽射しにさらされ、暑さ寒さも直に感じ、時には雨に打たれ、またある時には花畑の香りを楽しめたりもする。
ちょうど梅雨時に、梅雨前線の下をくぐりぬけて北へ向かって旅した時には、たっぷりとそれを感じられた。
前線の南側は蒸し暑く、湿ったどんよりした天候だったのが、じきにひどい雨になり、更に走り続けると天候が回復してきて晴れ間も見えてくる。
そしてからっとした空気に変わるのがわかる。
傍から見れば、雨の中カッパ着て走っている姿が難儀に思えるかもしれないが
実は、旅先の空気を体全体で感じながら、とても幸せだったりするのだ。

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