スモールパーツ(小さな記事集)

カテゴリ: V100その他 — 2013/02/04

ひかリング

ヘッドライトを明るくする研究
V100のヘッドライト輝度低下の要因の一つに、電球のアース端子の接触不良があります。ライトバルブのソケットが当たる箇所には、雨も浸入したりして錆びが発生しやすいのです。加えてソケットの外周部にある接触部分の面積が小さいので経年変化で錆びてくると輝度に影響を及ぼします。

そこでバルブソケットから直接アースを引き出したらいいのでは、と考えて、まず簡単に芯線をむき出しにして丸くした配線を作ってみました。しかしこれは、厚みがありすぎてバルブの位置が後退し、光軸が合わず光が拡散して失敗。
2番目は0.2mmの無酸素銅板を切り抜いてリングを作り、これをソケットベースにはさみこんでバルブを取り付け、アースを引き出してみました。
これはある程度成功し、Hライトも暗いなりに明るくなって効果を感じられたのですが、耐久性に問題がありました。長時間の振動が加わることによって、取り出し部分が折れてしまい、それ以前にも雨に濡れたことでバルブとこのリングの接触部分に酸化が見られていたりもしました。
最終的には半ばヤケになってバルブのソケットに直接ハンダ付けでアース線を引き出す格好にして、それでさすがに長期安定して使用できています。
これに加えて、アーシングの改善でひとまず成果は見られました。

かつてのチャイナクオリティ

かつて、これは安い!と、手を出した外装パーツでありましたが、何ともひどい作り。
ヘッドライト取り付け部も厚みがありすぎてフィッティングストッパが入らないです。仕方なくストッパを削って薄くして、さて付けてみると
何と!微妙に大きさが違うではないですか。これでは着かない。
メードインチャイナも今では品質がよくなったと思うのですが、かつてはこんな縁日の夜店で売っていたプラモデルのようなひどい成型のものが流通していたのです。
しかしこんなもの作ってどうするのだろう。

ミッションのベアリング

初号機はミッションのノイズが大きめで、ケースを開けてベアリング単体で回してみると、このドライブシャフトのベアリングがゴロゴロいって引っ掛かりもあり要交換であることがわかりました。Vベルトの比率によって、ここはエンジン回転数よりもさらに高い回転数になります。
オイルシールとセットで交換することになります。

純正品番
ベアリング 08113-63030
オイルシール 09283-17023
パーツリスト・プライスリスト

カバー内側にはマグネットがボルトで止めてあります。これで細かい金属粉をキャッチする仕組みです。ここもよく清掃しておきます。
このベアリングの交換は、さほど難しくありません。他のベアリングは専用工具が無ければ取り外しに苦労するはずですが。 他は大した引っ掛かりもなかったので、そのまま使用することにしました。
実際このベアリングの交換だけでも、だいぶおとなしくなってくれました。

キャブレターを拡大加工

V100をロングツーリングで使用する際に求められるスペックを達成するために、キャブレターはノーマルを内径拡大してみました。
こんな程度なのですが、他の改修とあわせて、これで十分目標とするエンジン特性は得られたと思います。メーターはとりあえず振り切りますが、実速ではツーリングモニタの数値で、あと2Km/hプラスすれば3桁に届くというところに留まっています。
それでもスタートや登坂性能で格段の向上をみました。まだまだ手ぬるいところもありますが…

ヘッドライトリレー


Hiビームインジケーターを搭載したい関係で、副産物としてこうなりました。
ディマースイッチには5Vを通すようにして、Hiにするとリレーに通電し、リレーをONするようにします。
その電流でHiビームインジケーターも点灯していると言うわけです。
接点容量が低いとライトが暗くなるかもしれません。
2回路のリレーでしたので、両方の接点を使って同時に動作するようにしましたが、のちに大容量のパワーリレーにしました。
逆起電圧を処理するダイオードを入れておかないと貴重な青LEDが飛んでしまいます。(実際やりました)

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