電人ザボーガー?
V100Labo所有機は、電人ザボーガーかナイト2000か。
ツーリング中はマシンと対話する時間でもある。エンジン音、振動、加速感などに神経を研ぎ澄ませ集中する。
そうすると整備の結果に大満足できたり、ときにはハラハラさせられたり。
もっと聞きたいとの執念から、回転計、電圧計、気温計、変速比計、2系統のトリップメーターなどを搭載したが、
そのツーリングモニタの起動メッセージも「Hello Master!!…」となっている。
まるで機械に人間味を求めているかのように。
また新たに固定装備したGPSレー探がいろいろ言ってよこすが、これは頼れる存在。オービスならば恐るるに足りない。
更にGarminのナビとGPSロガーをフル装備するツーリングモードでは、かなりの情報量となるわけだ。
それらのリモート操作系はハンドル左グリップの根元に集中。左手の人差し指でカメラのシャッターを切り、親指の第一関節でツーリングモニタのモードを切り替える。
それを扱う人間はというと、最初のうちは頭が混乱して、いきなりホーンを鳴らしてしまったり、意味もなくカメラのシャッターを切ったりしたこともあったが、今では無意識のうちに使いこなし、情報を頭の中で整理できるようになっている。
それだけ、人間の脳の処理能力は並外れたものなのだなあ、とその造りに感心してしまうのである。