フェールリッドのリモコン(企画段階)
V100の特徴である給油口を開閉するのにシートロックの反対回しというのは革新的ではありましたが、ロングツーリングで一日に2度3度と給油するような場合は、それさえ面倒に思えてきます。実際CE13A型からはメインキーでオープンできるように改善されています。
そこで、アクチュエーターを使って電気的にレバーを引き、リッドをオープンさせることを考えました。オイル給油口の周りを覆っているアッパーカバーを外すと、シートロック機構の下側にレバーが見えます。それにハリガネを引っ掛けて手前に引いてやると、フェールリッドは開きます。
アクチュエーターもサイズ的には収まりそうですし、しっかりしたステーを作り、オープンさせるだけのトルクとストロークが得られれば、フェールリッドのリモコンは実現できるでしょう。配線はメインキーの右側垂直面にプッシュスイッチを設置して、メインキーオンの時にボタンを押せば、12Vが流れるように接続するだけです。
現在試作は頓挫しています。。

この写真にあるように、メインハーネス内ではワイヤーを分岐させるために、ただのカシメを使っているだけなので、銅線表面の酸化で接触抵抗が増える傾向にありますし、とりわけ雨が浸入してしまうと著しく錆が進行し電気抵抗は増えてしまいます。特にマイナスの黒線は各部に回されるため、分岐箇所が多いです。
アース線をビス止めするアースポイントは、バッテリー端子以外に、3箇所設定しました。アース線は3本使用しています。
エンジンのアースポイントはノーマルで使われているエンジン廃熱カバーを留めているポイントをそのまま利用しました。しかし後に塩害などの影響を受け易いデメリットも判明しましたが、とりあえずそのままに。
レギュレータ取り付け部には3本のアース線が集約されています。レクチファイア・レギュレータのアルミのボディは内部とは接続されていません。
3本目のアース線はバッテリー端子間のコンデンサも付加しました。
ということで組んでみたものがある。面全体の発光を狙ったものではなく、バルブの代わりとして、中央に集約した光源をノーマルのリフレクタで拡散しようという形です。赤色Flexを10個テールとナンバー灯を兼ねて白のFlexを2個仕様していますが、これが失敗。
左側のリンケージだけ、一式新品で揃えたら、合計で7千円ちょっとかかりました。 