カテゴリー  V100車体

カテゴリ: V100車体 — 2013/02/05
フェールリッドのリモコン

フェールリッドのリモコン(企画段階)

V100の特徴である給油口を開閉するのにシートロックの反対回しというのは革新的ではありましたが、ロングツーリングで一日に2度3度と給油するような場合は、それさえ面倒に思えてきます。実際CE13A型からはメインキーでオープンできるように改善されています。

そこで、アクチュエーターを使って電気的にレバーを引き、リッドをオープンさせることを考えました。オイル給油口の周りを覆っているアッパーカバーを外すと、シートロック機構の下側にレバーが見えます。それにハリガネを引っ掛けて手前に引いてやると、フェールリッドは開きます。
アクチュエーターもサイズ的には収まりそうですし、しっかりしたステーを作り、オープンさせるだけのトルクとストロークが得られれば、フェールリッドのリモコンは実現できるでしょう。配線はメインキーの右側垂直面にプッシュスイッチを設置して、メインキーオンの時にボタンを押せば、12Vが流れるように接続するだけです。
現在試作は頓挫しています。。

カテゴリ: V100車体 — 2013/02/05
アーシング

電気系統は経年変化で劣化するもの

劣化してしまうのは、メインハーネスの構造によります。
この写真にあるように、メインハーネス内ではワイヤーを分岐させるために、ただのカシメを使っているだけなので、銅線表面の酸化で接触抵抗が増える傾向にありますし、とりわけ雨が浸入してしまうと著しく錆が進行し電気抵抗は増えてしまいます。特にマイナスの黒線は各部に回されるため、分岐箇所が多いです。
それで8sqほどの太さの耐熱線を用意して、アースラインを強化してみました。

アース線をビス止めするアースポイントは、バッテリー端子以外に、3箇所設定しました。アース線は3本使用しています。

エンジンのアースポイントはノーマルで使われているエンジン廃熱カバーを留めているポイントをそのまま利用しました。しかし後に塩害などの影響を受け易いデメリットも判明しましたが、とりあえずそのままに。
ハンドルには穴明けしてP3を設置

レギュレータ取り付け部には3本のアース線が集約されています。レクチファイア・レギュレータのアルミのボディは内部とは接続されていません。
折角近くにアースポイントが来るようになりましたので、コネクタ部から短い線を出してP2に落としています。(黒い線)(この写真では3本目のラインをまだ設置していない状態です。)

3本目のアース線はバッテリー端子間のコンデンサも付加しました。
よほどノーマルのハーネスがヘタっていたのだと思いますが、これらの改修を行なってライトの光量アップも確認できエンジンの回転も軽くなったように思います。

カテゴリ: V100車体 — 2013/02/05
LEDテール

LEDテールは、様々なタイプが出回っているようですが

コストパフォーマンスの優れているのは、どのようなユニットでしょうか。一般的な5mmの砲弾型のLEDは輝度が得られないがコストが安く、数を揃えれば有効です。
最近普及してきたFluxタイプは一個一個の輝度は高いが、多少値段は張ります。
PowerLEDを使っても良いのですが、単価が高いし、駆動電流も大きくなり、放熱にも気を遣います。使う抵抗も1/2Wとか部品が大きくなり電流制限回路を組むにしても構造が複雑になります。ここもフェールセーフの考え方が重要になる部分です。尾灯が切れたら、おまわりさんに捕まってしまうし、ストップランプの断線は大変危険です。構造は簡単に、どこかが壊れてもどうにか機能する回路を考える必要があります。
そのようなことを考えてみた結果、Fluxタイプの使用が一番適しているのではないかと思います。

ということで組んでみたものがある。面全体の発光を狙ったものではなく、バルブの代わりとして、中央に集約した光源をノーマルのリフレクタで拡散しようという形です。赤色Flexを10個テールとナンバー灯を兼ねて白のFlexを2個仕様していますが、これが失敗。

白LEDの光でテールレンズを通した光は、赤が色褪せて、みすぼらしく、綺麗に見えません。
ナンバーもピンクナンバーだから、ナンバー灯も赤でいいかと考えて、現在改修中で、未だに搭載されていません。

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Fリンケージ

フロントサスのリンケージはV100のウィークポイントでもある。

オイルダンパもついていることだし、ライトウェイトスクーターの、ただ曲がったパイプが刺さっただけの倒立サスよりは格段に性能は良いのですが、部品点数の多さと、風雨にさらされることから、何箇所かある軸受け部分が傷みやすいというウィークポイントもあります。
ガタが生じたり、動きが渋くなったりするわけです。

左側のリンケージだけ、一式新品で揃えたら、合計で7千円ちょっとかかりました。 パーツリストカラーやシール部分には、はみ出すほどグリスをたっぷりと塗って組み立てて、その後、外周部の余分なグリスを拭っておくと良いと思いました。
ブレーキの周辺なので、路面の衝撃で飛び散ることの無いように気を遣います。定期的に分解して清掃、給油しておけば長持ちするような気もしますが、そこまでできないのが現状でした。

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